その昔、風邪を引いた時などは、熱湯に溶かした葛湯などが、病気の時のご馳走でもありました。最近の子供たちは、風邪の引き始めなどに、葛湯を飲まされる子は少ないのではないかと思われますが、くずきりや、葛餅などの和菓子などにもよく使われる、「葛」は生薬の「葛根(かっこん)」です。「葛根湯」などとしてよく知られているとは思いますが、頭痛や、肩こり、風邪の症状、筋肉の緊張などに用いられる漢方薬です。民間療法として、葛湯を飲ませることで、風邪を予防していましたが、最近ではそのような光景も見られなくなってきましたね。「葛」自体がなかなか手に入りづらくなったこともありますし、最近の葛粉製品として販売されているものは、さつまいもなどのでんぷんを使用して市販されているものが多いようです。葛粉に梅シロップを入れてたり、はちみつを混ぜたり、大変甘く和菓子のようにいただく葛湯は風邪を引いた子供達の大好物として、当時は熱を出した子供たちの特権でもありました。